この仕事に就こうと思ったきっかけ

前職の飲食店を退社し、次の仕事として初めはこれまでと同じ飲食店を探していました。しかし、なかなか良いと思うところが見つからず、ハローワークで「良いところがありますよ」とじゃんけんぽんを紹介してもらいました。飲食店で仕事をする中で自分に会いに来てくれるお客さんがいたり、人と関わることが好きだったので、これからも人と関わる仕事に就きたいと思う中で介護の仕事も視野に入れて考え始めていたところでした。紹介をしてもらったものの、介護の仕事はそれを志して職に就く方が多いと思っていたので、町で送迎の車を見る程度だった自分が本当にやっていけるのか不安は大きかったです。
ハローワークからの紹介を受けてじゃんけんぽんで理事長から話を聞き、法人の理念などに共感したのでここで働いてみようと決断することができました。
トップの人が従業員一人一人に目を向けて気にかけてくれているところや仕事に対する熱い思いを社員に伝えているところが組織として魅力があると感じています。

 

介護で心がけていること

母が自分が話さなければ一日誰とも話さない日があるのを近くで見て感じてきました。数年前、父が他界し、友人はいるけど、毎日出歩くわけではありませんでした。テレビを見て笑うことがあっても、人との関わりの中で出る笑顔は違うと思います。だから、この仕事で利用者さんのご自宅を訪問するときは利用者さんの笑顔を一つでも多く引き出したいと思って関わっています。介護の技術面ではまだまだ至らない部分も多いと思いますが、利用者さんと関わる中では、これまでの飲食店での経験も活かせているのではないかと思っています。

 

認知症の方との関わり

認知症の利用者さんから少し手が出てしまうようなことがありました。最初はびっくりしましたが、故意にやっているわけではないことが分かるので、嫌な気持ちになることはありません。その場の状況をしっかりみて冷静に対応するよう心がけています。相手の気持ちになれば、“なるほどそっか、そういう行動になるか”と思います。毎回言うことが違っても「その時のその人の気持ちだから」と受け入れていきたいと思っています。

 

今後挑戦したいこと

まだまだだと思うこと方が多いので、まずは一年しっかりとやって基礎を固めたいと思っています。そこからステップアップなども考えていければと思います。

インタビュー 2020/10