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福祉はいつも身近に。面白そう!

実家は酒屋で自分は3代目でしたが、時代の流れから今後仕事として成り立たなくなるのではと話していました。当時は元気だった母親にお店は大丈夫だからと言われ30歳になって就いたのが介護の世界でした。一番下の妹が介護老人保健施設で働いていたり、真ん中の妹が障害者施設で働いていたり、福祉の話はいつも身近にあって、面白そうだなと思っていました。そのせいか、福祉の仕事を自分が働く場所として選択するのに違和感はありませんでした。じゃんけんぽんに入るきっかけは、他のグループホームに勤めていた時に、県の研修会で井上理事長の話を聞いて、なんて面白いおじさんなんだ!!と思ったことです(笑)それで、じゃんけんぽんの求人が出たら面接に行こうと決めました。

ぎゅーって抱きしめられて「あんたはあったかいねー」

グループホームではただただ利用者さんに寄り添って、まごころを尽くすことを心がけています。利用者さんから「来てくれて嬉しい。ありがとう」、「あなたが居てくれて良かった」と言われると、やりがいを感じます。ある時、いつも私をパンパン叩きたがる人が、両手を挙げてきたからまたかなと思ったら、ぎゅーって抱きしめて「あんたはあったかいねー」って言ってくれたんです。この人はこういうことができるんだあ~!って感動しました。それからは私の方が先にぎゅーをするようになりました。叩かれていた時は私自身その人に対して壁を作ってしまっていたんだと思います。その出来事以降、自分の行動が変わりました。その利用者さんだけでなく、他の利用者さんにも、その人が喜ぶことや笑顔になることを想像していろいろ試すようになりました。普段笑わない利用者さんや元気がない方が笑ってくれる、そういうタイミングを逃さないで声かけをするのが介護の醍醐味だと感じます。

心に降り積もっていく幸福感を味わって

認知症の方の純朴さに一度ふれたら、もう離れられません!利用者さんは、人生の中で家族や仕事など、ご本人が大事にして、人間として一番頑張ってきた部分を、今になって日常の些細な言動の中から、私たち介護者に伝えてくれます。それを「すごいね~!」と共感できた時に見せてくれる笑顔がたまらなく嬉しいです。この人のためにもっと笑顔を引き出したいと自然と思えます。「辞めないでずっといてね」、「夜勤で寝なくて大丈夫?体壊さないかい?」と、思ったことを素直に言ってくれ、私が利用者さんに尽くした分だけ利用者さんが返してくれるんです。その何とも言えない幸福感が私の心に降り積もっていくのを感じます。これから介護をお仕事にする方には、その幸せをぜひ味わってもらいたいなと思いますね。