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中学生での介護の体験が忘れられず・・・

 中学校の体験実習の際に、デイサービスに職場体験に行きました。当時介護の知識が無い私に対して、ご利用者さんが優しくしてくださいました。車イスを押す体験もしましたが、ご利用者さんが「私が車イスに乗っているから、動かしてごらん」と車イスの動かし方を教えて下さり、優しさが身に沁みました。それを機に高齢者に携わる仕事にあこがれを抱くようになりました。高校卒業後は、みなかみ町に住んでいたこともあり、旅館で調理の仕事につき、実務経験を積みながら調理師の資格も取得しましたが、介護の仕事につくことへの憧れもあり、退職しました。退職後は、高崎の事業所で介護雇用プログラムの制度を活用し、介護について学びながら資格を取得し、就職活動中に、じゃんけんぽんの社名に魅かれ、入社しました。

ちょっとした表情の変化や細かな言葉も見逃さない洞察力

 介護は、3Kとも言われ、辛いイメージがありますが、実際は、辛いだけの仕事ではありません。介護の仕事はサービス業とも一味違う、人と相対する仕事で、ご利用者さんと深く関わりを持つことで、やりがいを感じられます。ご利用者さんと接しながら、その方が求めていることを感じ取ります。感じ取ったことが、その方にあった時の「うれしそうな」表情や、普段笑うことが少ない方が、笑ってくれる場面もあると、嬉しくなります。そのため、ちょっとした表情の変化や細かな言葉も見逃さないよう努めています。認知症の方は名前を覚えることが難しいのですが、仕事を通してよくコミュニケーションをとり、その方と深く関わりを持つと、名前を覚えてくださいます。些細な感謝の言葉や、「あなたがいるからここにいて安心する」と言葉をかけられると、仕事の原動力にもなります。

気持ちが「ほっと」できる実家のような感覚

 現在独り暮らしですが、もともと祖父祖母と同居していたので、職場に来ると実家にいるような感覚が湧き、私自身の気持ちが「ほっと」できます。グループホームは少人数ですので、それぞれのご利用者さんとのふれあいや買い物、外出といった個別の支援、個々のご利用者さんが希望することを一緒にできるということが魅力です。食事もご利用者さんの希望に合った料理を作ることもでき、調理師として働いていた経験も活かすことができています。ご利用者さんは、ご高齢であり、私達世代よりも経験知や知識量が豊富です。そのため、ご利用者さんから学ぶことばかりで、日々勉強になります。そして、自己の成長にもつながる仕事だと思います。