グループホームじゃんけんぽん群馬町
介護職員基礎研修 城田 知美

次はどんなことが起こるだろうとワクワク

もともとは事務の仕事をしていましたが、これからの時代は福祉分野がさらに重要視されるだろうという考えもあり、介護の勉強も前々からしたいと思っていました。そこで事務の仕事を辞めてから、専門学校に通って介護の資格を取りました。じゃんけんぽんには、見学をしに来てそのまま就職につながりました。専門学校での実習では比較的大きな施設に行きましたが、全く雰囲気が違うと感じます。グループホームだと、一対一で利用者さんとお話をして、しっかり見守りをすることができます。現場は自分が予想していたよりはハードですが、毎日楽しくお仕事しています。認知症の方たちだからこそ、どういう考えでこの行動をとるのかなと想像し、次はどんなことが起こるんだろうとワクワクした気持ちも感じています。

「家族以上に良くやってくれた」当たり前のつもりが、頂く感謝の言葉

これまで働いてきた中で、ターミナルケアも経験しました。自分が後悔のないように利用者さんと接し、その方にとって何が一番大事か、どうしたら喜んでもらえるかと考えながら、自分の中では当たり前のことと思う行動を取っています。しかしご家族の方から「家族以上に良くやってくれた」という言葉をいただいた時には、やっていてよかったなと、心から感じます。その言葉が欲しいがための行動ではなく、ご家族の「良くしてくれてありがとう」という言葉が後からついてくるという感覚です。
問題が起きたり課題が見えたりした時は、悩むより解決に向かってポジティブに考えるようにしています。利用者さんには「いつもニコニコしてて一番いいよ!」、「笑ってる顔しか見たことないよ!」と言われ、そう思ってくれているのだと気づかせてもらいました。

利用者さんにも職員にも良いケアを

現場にいながら大変だなと思うときは、スタッフ間でのコミュニケーションよく取って気持ちを切り替えています。良いことも悪いことも共有し合いながら、利用者さんだけではなく、スタッフにとってもより良いケアができればと思います。
これからも日々勉強を重ねながら、さらに阿吽の呼吸のように利用者さんの喜ぶことができるようになっていきたいと思います。そのためにも、一番利用者さんをよく知るご家族が事業所を訪ねてこられたときに、利用者さんの生活歴などから好きなことを聞き、情報交換をするようにしています。いろんな出会いや接し方がありますが、縁あって出会った方々との関わりを大切にしていきたいです。

インタビュー 2017/8