グループホームじゃんけんぽん大利根前橋
ヘルパー2級 永田 千春

接客業からの転職!第二の家族に会える場所

もともと人と接することが好きで、ずっと接客業をしていました。前職を辞めて1,2年後、職業安定所に行った際にホームヘルパー2級の資格が取れる講座を紹介されました。親の介護もあったので、講座くらいだったら時間的にも無理なくできるかなと思い、じゃんけんぽんのヘルパー2級講座を受講しました。資格を取得してすぐに働き始めたわけではなく、大利根に事業所がオープンすると聞いて、そのタイミングで入社しました。親のほうで身体介護の経験はありましたが、認知症の方と関わることについてはまだまだ勉強が必要だと感じています。利用者さんにとってご自宅と同じような生活空間の中で、利用者さんが一人ではできないことを私たちで手助けするのは、家族のような感覚です。

職員の連携プレーで「何があっても利用者さん中心」

職員の中で共通して持っている意識は、「何があっても利用者さん中心」ということです。洗い物や洗濯物、事務作業など、自分のやるべき業務を優先しがちですが、ここ最近は工夫できるようになってきたと思います。頼られると嬉しいという利用者さんも多いので、お願いして手伝ってもらったり、一緒にやったりすることもあります。また、職員の中での連携プレーも意識してやるようにしています。私の性格的には、自分で全部やってしまいたいと思うところがあります(笑)。しかし、利用者さん中心であるために、「私はこれをやるから、そっちはよろしくね」と他の職員に任せるなど、チームワークを優先します。そうして利用者さんのできることを奪ってしまわないよう心掛けています。

言葉がないからこそ、心に響く想い

言葉を話せない利用者さんとのコミュニケーションはこれまでで一番努力した点です。手を握ったり背中をさすったりするなど、スキンシップを積極的にとりながら日々接していました。そうすると、私が元気がないときに自然と手を出してくれたり、頭をなでてくれたりすることがあります。私自身は疲れた様子をなるべく表に出さないようにしているつもりなので、心を読まれてるのかなと思うほどです。不思議に感じますが、それが喜びでもあります。利用者さんは、たとえ言葉で表現できなかったとしても、行動を通して私の想いがしっかり心に響いてるのだと実感させてくれます。体力的に大変なこともありますが、そういう場面で癒しを感じ、これからも介護現場に関わり続けていきたいと思う原動力になっています。

インタビュー 2017/7