地域で認知症の人を支える

地域で認知症の人を支える

寸劇と認知症サポーター講座による地域への啓蒙活動

地域の皆様に認知症の方とのかかわり方を寸劇と講座で解りやすくお伝えし、認知症になっても住みつづけることの出来る地域づくりを目指し活動しています。

活動概要


  1. 寸劇・・・認知症の症状である「物忘れ」と「徘徊」における周囲の関わり方についてそれぞれ「悪い例」・「良い例」を寸劇で演じ、認知症についての基本的な理解を深めます。
  2. 寸劇の動画はこちら
  3. 認知症サポーター養成講座・・・全国キャラバン・メイト連絡協議会のカリキュラムに基づきキャラバンメイトが1時間~1時間30分の講義を行います。

認知症サポーター

認知症サポーターとは、認知症の基礎的な知識と簡単な関わり方のポイントを理解している地域の方です。サポーターの証として講座受講後にオレンジリングをお渡ししています。NPOじゃんけんぽんと群馬県認知症ボケ一座(寸劇)では、毎月数回程度、県内各地からの依頼をお受けし講座開催をしています。平成18年から平成20年の3年間で2,600人以上のサポーターを養成し、現在も活動を続けています。

寸劇の画像


認知症地域支援ネットワーク構築と事業所の認知症相談拠点化について

今後の高齢者人口の伸びに伴って急増する認知症高齢者は十数年後には300万人を突破することが確実とされる状況で自治体レベルでの認知症地域支援体制づくりが急務となっています。

認知症高齢者の場合、環境変化のリスクが非常に大きく、住み慣れた地域でなじみの関係の中でくらしていくことが本人の不安を取り除き安定した状態の維持と病状進行を遅らせるうえで必要です。

しかし現状では


  1. 本人、家族、地域住民が気軽に立ち寄り、相談できる場所がない。
  2. 認知症の診断を受けられる医者を知らない。
  3. 家族や地域住民が「認知症の初期症状」と「歳のせい」の区別がつきにくいことから、認知症の症状が相当進行してから社会的認知をされる。
  4. 地域住民が認知症の人に接した体験が少なく、ケアーの的確なアドバイスを受ける機会や場所がない。
  5. 家族介護の困難さから家族関係の悪化、又修正困難な状況が表出する。
  6. 独り暮らしや高齢者世帯が60歳以上の場合50%を超える地域が多い。

等の課題があり「認知症になっても地域で安心してくらせる体制づくり」の実現には程遠く、国も認知症対策の緊急プロジェクトを立ち上げている状況下で、地域密着型サービスを現場で実践している私たち事業者自身が果たすべき役割を具体的に提示することにしました。

現状課題の解決が具体的指標となると考えれば、


  1. 本人、家族、地域住民が気軽に相談できるところがあり、
    • 早期に的確な診断に繋げることができる。
    • 早期に的確な介護が受けられる。又介護方法を知ることができる。
    • 早期に的確な社会的支援が受けられる。
  2. 地域での認知症診療所(もの忘れ診断等)が周知され、早期に診療が受けられ同時に介護情報も知ることができる。
  3. 家族や地域住民の認知症の症状の理解が進み、適切な「関わり」が行われている。
  4. 家族や地域住民が認知症の初期症状を早期に判断し相談先に駆け込む。
  5. 独り暮らしや高齢者世帯に定期的に「見守り」「話し相手」が入る。

等が地域で整っていることが必要です。そこで


早期発見、診断の充実と初期段階でケアにつなげる「市町村、医療、介護の連携ネットワーク(図)」と「365日24時間対応可の相談拠点の活用」について行政・関係機関等に提言しつつ、その実現を目指し活動しています。

地域支援連携ネットワーク図

※このネットワーク図の中でNPO法人じゃんけんぽんは、地域密着型サービス事業所(グループホーム・小規模多機能)としての拠点機能、および福祉NPOとしての機能を担えると考えています。