介護の仕事を始めたきっかけ

家がじゃんけんぽんの事業所の近くで、たまたま前を通りかかった時に初任者研修の案内が目に入りました。
ちょうど仕事を探していたところで、年齢的にも資格がないと難しいかなと感じていたところでした。介護は未経験で何も知らず、やってみないことには分からないという思いから受講することにしました。初任者研修の受講後にじゃんけんぽんの職員の方から「やってみない?」と声を掛けられ、年齢面でも受け入れてくださり入職を決めました。

 

仕事のやりがい

私自身、小さい頃は両親が共働きで祖母に育てられきたこともあり、おばあちゃん子でした。お年寄りと関わることに対して抵抗はありませんでした。
そんな祖母が、転倒で大腿骨を骨折し、入院しました。私が結婚する前のことでした。祖母は一人でトイレに行くことが難しくなり、ほとんどおむつの状態でした。私がお見舞いに行った際に、部屋のポータブルトイレに座れるように手伝ってあげると「他の孫が来たときはやってくれなかった」と言いながらすごく喜んでくれました。その後、祖母は他界してしまいました。
自分自身、その頃は若く、知識もなく、仕事を始めたばかりでなかなか見舞いにも行けませんでした。
「もっと祖母の面倒を見てあげられれば良かった」「もっと何かしてあげればよかった」と今でも心に残っていて後悔しています。今でもおばあちゃんに会いたいくらいです。
この仕事に就いて、皆さんに「ありがとう」と言われるととても嬉しいです。祖母の代わりではありませんが、祖母に関われなかった分、利用者さんに関わっていきたいと思っています。
普段は言葉がキツイ方でも、ふっとした瞬間に「ありがとう」と言ってもらえるとその時は本当の気持ちで言ってくれていると思うので、なおさら嬉しく感じます。

 

介護で大切にしていること

できるだけ、利用者さんの好きなように過ごしてもらいたいと思っています。
危なくないところまでは見守って、好きなように過ごしてもらうのがいいのかなと思っています。

 

介護への転職に悩んでいる方へ

大変なこともあるけど、“もらえる”こともあるからやってみないと分からないと思います。
私自身、世話好きなこともあって、最近はこの仕事が自分に合っていると感じています。

 

これからがんばりたいこと

年齢がいっても働き続けたいという思いもあるので、子どもが進学し、手が離れたら、ケアマネや社会福祉士の資格取得も考えています。

 

 

インタビュー 2020/11